日本の嫌韓流の特集番組「キム・テヒの殺害脅迫も」＝韓国内で波紋
サーチナ 3月12日(月)10時16分配信

　韓国のSBSで10日、「誰がキム・テヒを追い出したのか？」と題した報道番組が放映された。同番組では、日本で起こったキム・テヒ退出運動を主導したデモが紹介され、その中の参加者が「反日女優キム・テヒは日本に来るな。日本に来たら殺すぞ」と衝撃的な発言をしたと紹介された。複数の韓国メディアがこれに注目し、相次いで報じた。

　韓国メディアは、「日本に来たら殺すぞと殺害脅迫に衝撃」「キム・テヒをめぐる日本の反韓流感情、祖国に帰れ」などと題し、女優キム・テヒが日本の右翼団体に殺害脅迫を受けたことが明らかとなり、視聴者たちに衝撃を与えたと伝えた。

　10日に放送されたSBSは「それが知りたい」では、キム・テヒ退出デモと関連した日本の嫌韓流について報道した。地球の反対側まで韓流ブームが広がっているなか、すぐ隣の日本では韓流に水を差すことが発生し、その深刻性が頭をもたげていると報道した。

　日本の右翼団体のこのような発言は、キム・テヒが7年前に弟イワンと文化広報大使としてスイスで開かれた独島（日本名：竹島）広報行事に参加したことが発端となっていると指摘。

　キム・テヒは昨年、日本でフジテレビのドラマ「僕とスターの99日」の撮影をした。その後、日本の右翼団体の会員550人余りがフジテレビの前で「反日女優キム・テヒのドラマについて、徹底的に抗議しよう」というスローガンとともに、街頭デモが行われたことを紹介。

　さらに最近ネット上では、嫌韓流が過激さを増していることから、キム・テヒは、今年2月に東京で行う予定だったロート医薬品の基礎化粧品ブランドの新しいCMの発表会を前日に急きょキャンセルすることになったと解説。

　また日本では「韓流ブームは、親韓派の日本人が会長である広告代理店と韓国政府が1兆6000億円をかけて操作している」というでたらめな主張まで広がっていると説明した。