正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現左翼紙「信濃毎日新聞」が日本核武装容認か？コラムで現代フランスの代表的な歴史家エマニュエル・トッド氏の日本核武装論を紹介

左翼紙「信濃毎日新聞」が日本核武装容認か？コラムで現代フランスの代表的な歴史家エマニュエル・トッド氏の日本核武装論を紹介

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左翼紙「信毎」日本核武装容認か？１ 2005/ 1/ 5 23:17 [ No.2594 / 6459 ]

投稿者 :
kanazawa_sanetoki2004

明けましておめでとう御座います。

定宿で読んだ信濃毎日新聞に以下のコラムがありました。

１月４日付け朝刊一面左側。

戦後６０年インタビュー２１世紀の世界・日本

現代フランスの代表的な歴史家エマニュエル・トッド氏は、人口統計学などを駆使した独創的な思考で歴史を分析、旧ソ連の崩壊も予言した。
米国の戦略を「紛争の可能性のある国々を見つけては、その関係を悪化させる事だ。」と強く批判するトッド氏は、これまで日本の平和を保障してきた日米の同盟関係が、逆に日本を戦争へ向かわせる関係に変化していると警告。
極東での核の不均衡やドル下落に象徴される米国の弱体化と不安定さを指摘し、日本は核武装も視野に入れ、米国から独立すべきだと促した。
（聞き手・パリ共同＝粟村良一）

＊＊＊第二次大戦から６０年を迎える。
「第二次大戦と戦後に現れたすべての（イデオロギーの）亀裂が意味を失いつつある。
共産主義制度の崩壊が（現実的に）第二次大戦の幕を閉じた。
その後は非イデオロギー大国の世界で、（主役は）米、欧州、ロシア、中国、日本の五極だ。
第二次大戦が”終わった”事を「ドイツの解放」に見ることが出来る。
ドイツは米国にイラク戦争でノンと言った。
第二次大戦が完全に終わっていない一極が日本だと思う。」
＊＊＊どういう点においてか。
「日本は常に米国の権力システムの中にいる。違いはドイツが欧州の複合的関係の中でフランスと和解でき、欧州に統合し将来の鍵であるロシアとも和解しつつある事だ。ドイツは核を含めて安全を保障できる総体（ＥＵ）の中にいて、単独ではなく米国にノンと言えた。米国との関係は完全に断絶していない。
だが、ドイツは自由（になる）方法を見つけた。」
「日本はそうではなく、島だ。アジアの中でさえ孤立している。中国との関係は安定せず、日中間にはドイツ、フランスのような和解がない。中国指導部は中国国民の間にある反日感情を自身の体制の安定装置として利用する傾向さえある。」
「日本とロシアの関係も安定していない。アジアとも中露とも不安定な関係で、核兵器も所持していないため、日本は米国なしで安全保障を考える事が出来ない。日本は戦略的な問題を抱えている。
だが日本が第二次大戦から抜け出る事は避けられないと思う。」
*　　　*
パリ市の南部、モンパルナスに程近い閑静な住宅街。
アパート６階の事務所の明るい応接間で、トッド氏は穏やかな表情だが、話始めると延々と論理が展開して止まらない。
ベストセラー「帝国以後ーアメリカシステムの崩壊」の著者は意気軒昂だ。
*　　　*
「戦後日本は米国と単独の関係を維持してきた。米国が安定し合理的な大国だったからだが、同盟国が不安定となり、攻撃的で戦争を引き起こすものになれば、これは大変非常識な選択になる。日米同盟は変化している。日本を軍事的に無関心でいて平和に暮らせる事を許したこのシステムが、反対の意味を持つようになり、日本を戦争に引きずり込み、象徴的にイラクに軍隊を送らせた。
日本は今後１０年の間に独立の問題に直面するだろう」

続く

左翼紙「信毎」日本核武装容認か？２ 2005/ 1/ 6 0:12 [ No.2596 / 6459 ]

投稿者 :
kanazawa_sanetoki2004

＊＊＊日本に日米同盟以外どんな選択肢があるか。
「世界には再軍備の流れの兆しがある。
第二次大戦から抜け出したばかりなのに、１９世紀末の欧州以上に大国間のゲームに回帰している。
今後２０～３０年の間に多くの不安と危険を現出させながら大国の均衡した世界に戻っていくだろう。」
「日本には３つの選択肢がある。まず、米国との同盟を続けること。これは他国との抗争が避けられない。
米国はドルが崩落する帝国で、大変不安定なので、この選択は危険で、長期的な安全を保障しない。」
「二つ目は、ドイツの（ＥＵ内での）状況と似ている関係をアジアで再構築する試みだ。安全保障のために中国とロシアを利用する。
（だが）日中の力関係の安定は想像するのが困難だ。中国は巨大で日本と不均衡。
今後３０年で人口一億三千万人の日本は、最も技術的に進歩しているだろうが、中国人口はその１０倍だ。」
「もし冷徹に考えるなら、日本のアジアでの明白な同盟国はロシアだ。北方領土の問題は世界のパワーゲームの中では取るに足りない。日露接近は日米関係の断絶を意味しない。より複雑なゲームの一環だ。」
「３つ目は、広島、長崎の被曝体験を抱える日本では提起するのは大変困難だが、核兵器を持つことだ。これは絶対的な安全の唯一つの選択肢だ。
歴史上、核兵器使用の嫌悪すべき罪を犯したのは米国なのに、日本が罪を犯したかのようで、日本は安全保障を自ら禁じている印象を持つ。だがこれは非論理的だ。」
＊＊＊しかし、アジア諸国が日本の核武装を受け入れないだろう。
「日本国民にはとても困難だろう。しかし日本の核武装は欧州とロシアには良い事だ。多くの人々が日本が米国から独立することを望んでいる。」
*　　　*
政治的な反米を自認するトッド氏は、「英国は堅固でフランスは脆弱ではない。ドイツが一番不安定な国。」と欧州を分析。欧州が米国と並ぶ一極となるためにはドイツの行動が鍵だと見る。
＊＊＊米国は不安定化の要因になるのか。
「米国の不安定なシステムそれ自体が（世界の）不安定化の要因だ。十年間ダイナミックな米経済が語られてきたが、米国に流入した金は産業経済の中に投資されずに、米国民の生活消費を潤した。そのシステム自体が米経済の破壊者だ。」
「何もしないで金を受け取るだけでは、産業構造を弱め悪化させる。これは狂った機械で、米国の赤字の悪化が続く。人が信じる間は機会は動くが、人が信じなければドルは弱体化する。過去３年間、世界は終わりを知らないドルの下落過程に直面している。これは現実からの逃避という米国の対外政策を生み出す。
それは戦争を生む。」
＊＊＊ブッシュ第二次政権をどう見るか。
「イランに対するブッシュ第二次政権の最初のサインはとても心配だ。ブッシュはイラクで行ったように、イランを予防的に攻撃するためにイランの脅威を発明できるだろう。問題は、欧州、特にドイツが反対を貫くかだ。現状ではとても心配だ。」
「第二次大戦は人類に戦争に対する嫌悪感を抱かせた。戦争は終わった。全ての人が解放された。しかし、私が恐れるのは、人々が戦争はなんだったのかを忘れた事だ。私は自問する。我々は、恐怖のある、どこにいくのかをも知らない世界に戻るのではないだろうかと。
第二次大戦を起こした軍事行動に戻るのではないだろうかと。」

（以上全文引用終わり）

誰が見ても３番目の選択肢しかないではないか。
アメリカと組むのが危ないからと言ってシナやロシアと組める筈も無い。
なぜこんな判りきった結論しか導き出せない記事をわざわざ信濃毎日が載せるのだ？
信毎は日本の核武装を推進しているのだ。

ほう～あの左翼新聞「信濃毎日」が意外だねえ。

＞＊＊＊しかし、アジア諸国が日本の核武装を受け入れないだろう。

共同通信らしい物の言い方だな。
アジア＝シナ、朝鮮という思い込みから抜けられない粟村良一記者の頭の程度を暴露したようだ。

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