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海水ウランに関する最新情報:コスト低下で実用化に接近

海水ウランに関する最新情報です。

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/4_5.html

4-5 海水ウランの捕集をコスト試算で裏づけ
-高性能金属捕集材による海水ウラン資源採取の検討-


我が国における原子力発電は、総発電電力の約34%を占めますが、発電に必要なウラン燃料はその全量を輸入に頼っています。ウラン資源として海水ウランの捕集が可能になれば、我が国のエネルギーセキュリティはより頑強なものになり、理想的な核燃料サイクル体系を完成するまでの時間的余裕を与えることができます。海水中のウラン濃度は非常に低く、海水1トン中のウラン溶存量は3.3mgと極微量ですが、世界の全海水中の総量を計算すると45億トンになり、陸域でのウラン埋蔵資源の1000倍に匹敵します。また、日本近海を流れる黒潮により運ばれるウラン量は、年間520万トンと試算されており、我が国の原子力発電に必要とされるウラン資源は、このうちの0.2%を捕集すれば賄うことができます。

私たちは、放射線グラフト重合法により作製した捕集材を用い、これを海面に浮かせた生簀から垂下する捕集方式で、青森県むつ関根浜沖合いで海域試験を行い、海水からウランを捕集する技術を開発しました。更に、ウランを捕集するコストを下げるためには、海底から立ち上げ係留できる捕集方式がより有効であることがわかりました。そのため、モール状捕集材(図4-12)を開発して、沖縄海域で捕集試験を行い、この結果に基づいて海水ウランの捕集コストを試算しました(図4-13)。年間のウラン捕集規模を金属ウラン換算で1200トン/年(原子力発電所約6基分に相当)と設定しました。ウラン捕集材の海水ウラン捕集性能が60日の海水への浸漬で2g-U/kg-捕集材、捕集材の繰り返し使用回数が6回でのコスト試算では、捕集材の製造、係留・回収、ウランの溶離・精製を合計すると、1,053億円/年となります。この経費をウランの年間捕集量1200トンで割ると、ウラン1kgあたりのコストは88千円となりました。捕集材の性能向上に関する研究開発を進め、6g-U/kg-捕集材、捕集材の繰り返し使用回数が20回以上の性能が達成された場合は、15千円程度まで下がります。この価格は採掘可能なウランの最高値と同じ程度です。沖縄海域で行ったウラン捕集試験では4g-U/kg-捕集材の性能が達成できる見込みが得られており、この繰り返し使用が18回目まで達成できるとしますと、現状で到達可能性の高いコストは25千円です。この場合、海水からウランを採取するために必要な初期投資額は1,077億円となります。これは100万キロワット級原子力発電所の建設費の約1/3程度です。
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●参考文献
玉田正男ほか, モール状捕集システムによる海水ウラン捕集コスト試算, 日本原子力学会和文論文誌, vol.5, no.4, 2006, 印刷中.

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さらに最新のウラン市場価格を紹介します。

http://www.uxc.com/review/uxc_Prices.aspx

実はウラン市場価格は2004年あたりから上昇に転じ、今年に入って急騰を続けており、現在62.5ドル/U3O8 lbです。
これを1kgウランに換算すると約$180/kg-Uであり、1ドル120円とすると21600円/kg-Uとなります。
前稿で紹介しました「現状で到達可能性の高いコストは25千円」に市場価格はかなり近づいてきているといえるでしょう。






(参考)


あとむぱわー
http://www.mhi.co.jp/atom/apower64.htm

(一部抜粋)

「海水はウランの宝庫」
  さいとう きょういち
千葉大学工学部助教授   斎藤  恭一

今号の概要
1. 海水1トンには3ミリグラムのウランが含まれているので、これを効率的に回収できれば日本は資源国になれる。そのための吸着材の開発を行い、2年前に海水からウラン1キロを集めることに成功。実証化できるめどをたてることができた。
2. 吸着材の開発には、放射線を使って新材料を開発する「グラフト重合」という技術を使った。この技術は1970年代の手法だが、今日さまざまな点から見直されている。
3. グラフト重合を用いた製品としては、ボタン電池やLSI工場のフィルターなどが工業化されており、ペット用の猫の砂や老人ホーム向け生活福祉関連製品など幅広く用いられている。




10月23日放送 「海水からウランを採る」
http://www.tuf.co.jp/ekibun/ekibun051023.html

 海水には、コバルトやチタンなど陸地ではほとんどとれない貴重な金属が含まれている。そして、原子力発電所の燃料になるウランも海水に含まれているのだ。その量は、地上の1000倍といわれている。ウランは、カナダやオーストラリアなどの鉱山で採られている。そのウランも限りある資源。そこで、海水からウランを採ろうという研究が行われている。ポリエチレンのマットに放射線をあてると、分子の構造が変わってウランを吸着しやすくなる。このマットを大きなかごにたくさん入れて海中に沈める。そして20日間ほど待って引き上げると、マットにウランが吸着されるのだ。すでに、青森県のむつ湾や沖縄で実験が行われた。マットについたウランは、酸をかけることで容易に分離できる。この方法の問題は、ウランの採取にかかる費用だ。現在の技術では、鉱山で採るのにくらべて4倍の費用がかかってしまう。

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