第6章 「満州国」
第3節 満州居住民の意見
満州に於ける一切の少数民族の団体の内哈爾賓及其の付近における少なくも其の数10万人を算する白系露人の小植民地は近年最も迫害を蒙りたり。彼等は庇護すべき国民政府なき少数民族団体なるの故を以て支那の官吏及警官により各種の屈辱を蒙りたり。彼等は故国の政権と不和の関係に在りて満州に在りてさえ此の故に絶えざる不安の裡に在るものなり。彼らの内裕福にして教育ある者は生計を立て得るも支那官憲が彼等を犠牲にし供して或種の利益をソ連邦より得らるると考えるときは之が為に苦しめらるるを常とす。より貧困なる者は生活を営むこと甚だ困難を見又絶えず警察の手及支那法廷において苦を嘗めつつあり。請負制度により租税が賦課徴収せらるる地方においては彼等は其の支那人たる隣人よりも餘き割合の課税を支払うを要したり。彼等は其の取引及行動に関し多くの制限を経験せり而して彼等の旅券が検査せられ、其の契約が認証せられ又は其の土地が譲渡せらるるには官吏に対し賄賂を贈ることを要したり。彼等の多くにとりては現在よりも劣れる条件を想像
し能わざるを以て日本人を歓迎したるは尤ものことにして今や彼等の運命は新政権の下に開け行くべしとの希望を抱懐することは怪しむべきに非ず。
『リットン報告書』
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