核シェルター普及の兆し 北実験で問い合わせ急増
2006/12/18, 産経新聞
北朝鮮による核実験後、一般家庭にも設置できる核シェルターが注目されている。核シェルターを取り扱う株式会社「シェルター」(大阪市北区)には、住宅メーカーなどからの問い合わせが殺到しているという。核の脅威が現実のものとなる中、これまで日本ではなじみのなかった核シェルターが、今後、思わぬヒット商品となるかもしれない。(小段哲治)
「シェルター」は平成3年、碁・将棋盤製造販売メーカー「めぐみ堂」(西本誠一郎社長)がグループ会社として設立した。欧州製シェルターの輸入・販売、設計、施工のほか、防災グッズも取り扱う異色企業だ。
主力商品は、放射能や細菌、毒ガスの濾過(ろか)装置を設けた核シェルター「ノア」。熱心なキリスト教徒でもある西本社長が「人の尊い命を守り、役に立ちたい」と"ノアの箱舟"にちなんで名付けた。
核シェルターは、スイッチ一つで分厚いコンクリート造りの室内の気圧を上げ、外部からの空気の進入を遮断する仕組み。濾過装置は高さ2メートル、幅1メートル、奥行き80センチのスペースがあれば設置できる。普段は倉庫や金庫、カラオケルームなどとして利用する人が多い。大阪府羽曳野市の西本社長宅にはモデルシェルターがあり、見学も可能だ。
核シェルターは、欧米では決して珍しくない。冷戦時の国を挙げた取り組みにより、スイスやスウェーデンでは一般への普及率が90%以上にも達している。
その一方で、平和が長く続いた被爆国日本ではあまりなじみがなく、普及率は1%未満とされ、国内で取り扱う企業もごくわずか。同社の核シェルターに関する問い合わせ件数も、昨年までは年間10件程度で、成約に至っては会社設立以来10件にも満たなかった。
それが今年10月の北朝鮮による核実験を機に、「考えられないくらい」(西本社長)関心が高まり、問い合わせは一気に50件以上、成約も既に10件を超えた。280万円の家庭用を中心に住宅メーカーからの問い合わせも相次ぎ、「会員制」地下シェルターの設置を検討するマンションも出始めた。百貨店の外商部も関心を寄せているという。
核シェルターはその構造上、地震や集中豪雨などにも強いとされることから、今後、自然災害対策としても注目されそうだ。同社は、年間30件以上の成約を目指したいとしている。問い合わせは同社(電)072・950・3055
【参考】
核シェルターとMD。MDは役に立たないが、核シェルターは大いに有効。
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/4542490.html
「東京直撃」死者50万人 負傷500万人 対策次第で被害縮小 【核攻撃シミュレーション】....日本は核武装が必要だが、せめて核シェルターを!
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/9152378.html
核シェルターの有効性と必要性。地下なら爆心地でも生き残れる。コンクリートの壁だけでも生存可能。
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/4620686.html
核シェルターの有効性、地下に居るだけで生き延びる。スイスやスウェーデンやフィンランドでは全国民のための核シェルター有り。
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/4552978.html
生活圏に核シェルターを実現すべき ■地下鉄や小中学校を避難施設に 【正論】菊竹清訓
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/5024253.html
嘉手納基地/核シェルター/米軍の為
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/3550777.html