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【核の空白】(中)・平和利用技術・国際的役割高める機会・日本の核技術を世界に広めよ

日本の核開発に関連する産経新聞の田村秀男編集委員の3日目の記事。


一昨日は、「政府の内部調査によると、国産核弾頭の試作には3年以上かかる。」だった。

昨日は、「ウラン濃縮のための遠心分離機の開発に無駄な10年を費やしてしまった。教訓を活かして今後は確りやれ。」だった。

さて、本日は・・・



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【核の空白】(中)

平和利用技術

国際的役割高める機会



2006/12/27, 産経新聞


 「それじゃ日本での核査察費用は日本側に全面負担してもらおうか」-。核の警察組織、国際原子力機関(IAEA)のウィーン本部。最近開かれた会合でエルバラダイ事務局長は上機嫌だった。核査察部門責任者のハイノネン事務局次長が六ケ所村の日本原燃使用済み核燃料再処理工場(試運転中)などの査察について、「日本側はわれわれの査察にきわめて満足している」と報告したからだ。

 六ケ所村ではIAEAの担当者3人が1日3交代で24時間監視。ビデオカメラや測定器が約70カ所に置かれ、監視データはケーブルを通じて集められ解析される。ケーブルに日本人が誤って触れるとたちまち警報ブザーが鳴る。六ケ所の技術者たちは「アンフェアだ」との本音をぐっとのみ込む。

 日本は非核保有国では唯一、商業用再処理が認められている。国内法も整備済みだ。使用済み燃料の処理数値が規定より少しでも違うと、政府はただちに操業停止処分を下す。総発電量の約30%を原発に依存し、その原発用燃料を再処理してプルトニウムとウランの混合燃料とし、外部への資源依存を減らす。1977年、米国のカーター政権は日本の再処理事業に待ったをかけ、言うことを聞かないと濃縮ウランの供給を止めると脅した。日本はエネルギー安全保障を最優先した。

核兵器への転用疑惑を払拭できる技術と体制を整えるのと引き換えである。

 IAEAの優等生、日本の存在は世界の核不拡散にどこまで影響力を行使できるのか。外交上、どこまで有利になるのか。実はそのあたりがぼんやりとしている。「善」の日本がいくら真剣に努力しても、「悪」の北朝鮮はIAEAの査察官を追い出し、堂々と核実験し、ミサイルを向ける。このアンバランスこそが国内での核保有論の温床だ。不公平さはそればかりではない。



 昨年の11月30日、中国の国家原子力機構のトップ(主任)孫勤氏が中国核工業集団公司の幹部5人を連れて試運転開始間際の六ケ所再処理施設を訪れた。ホストはフランスの総合核技術企業、アレバ社である。アレバは再処理の主要工程を日本側に技術提供し、六ケ所村に大量の技術者を送り込んでいる。大規模な商業再処理工場建設をめざす中国に対し、アレバは仏技術による最新鋭の日本施設をショールームさながらに公開し、正々堂々と売り込んでいる。
対照的に、日本は国際商談でもがんじがらめに縛られる。


 今月16日には、東芝の子会社になった加圧水型軽水炉の本家、米ウエスチングハウス(WH)社が中国から原発4基を80億ドル(約9500億円)で受注した。総額54億ドル(約6400億円)のWH買収投資を回収するチャンスだと期待されているが、そうはいかない。東芝などが原発機器を対中輸出しようとすれば、日中原子力協定に基づいて厳しいIAEAの査察を条件に課さなければならない。ところが核保有大国中国にとっては「馬耳東風」である。「査察は随時に」、つまり気の向いたときに、というのが中国側の回答だ。
中国と韓国の原子力協定は条件が緩い。
結局、WH・東芝連合はあきらめ、WHは韓国企業に発電機などを発注するほかないという情勢だ。


 日本が築き上げてきた核関連技術は、原発や使用済み燃料の兵器用への転用を事前防止する、きめ細かい核不拡散技術の体系である。
例えば六ケ所再処理工場では、最終工程では日本独自の「脱硝」工程が付け加えられている。再処理しても核爆発原料になるプルトニウムを燃えにくいウランと混ぜることにより、原発でしか利用できないようにする。


 「善の日本」が受けるアンバランスや不公平さは逆転できるし、そうしなければならない。
「核の軍事技術」を真っ白いブランクにしている日本はその徹底した平和利用技術を世界に広める資格がある。地球温暖化防止に役立つ原発が世界的に再評価され先進国、途上国を問わず一挙に普及する情勢のなか、日本が国際的役割を高めるチャンスである。(編集委員 田村秀男)
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うーん。
今日の田村秀男編集委員の主張は、「日本の核の平和利用技術を世界中に広めて国際的な役割を果たせ。」ということだった。

この流れでは、おそらく、明日、【核の空白】(下)が掲載されるだろう。

今までのところは、「日本は核兵器の開発を諦めて、核の平和利用開発に励み、その核の平和利用技術を世界中に広めて国際貢献しろ。」と言っているような気がするのだが・・・

まー、明日以降の【核の空白】(下)を待つこととしよう。

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