朝鮮戦争の後半の昭和27年、北朝鮮・中共は、米軍がコレラやペストなどの細菌に感染したハエ、ノミ、ダニを北朝鮮上空から多量に投下した、と非難した。
その後、中共は細菌戦が満洲にまで拡大しているとの宣伝を始めた。
当然、米軍は全面的に否定、この問題の真相は謎となっていた。
しかし、平成10年になりロシアで、ソ連時代の秘密文書が公開され、中共・北朝鮮のでっち上げだったことが判明した。
言い出しっぺは中共で、北朝鮮が追従、ソ連にも米軍を非難するよう求めた。
しかし、捏造のため北朝鮮で死刑囚に細菌を使用したことを知り、ソ連は中共と北鮮に止めるよう勧告していた。
捏造に協力したソ連の要人もいたがソ連共産党から除名された。
洗脳
興味深いのは、この時中共は、細菌戦に従事した、という米空軍捕虜19名の供述書を公開していることだ。
序文で「アメリカは石井部隊から細菌戦を受け継いだ」としている。
供述は微に入り細に入り、具体的に述べられているのが怖い。
フランス人作家が北鮮で供述書に署名した米空軍兵士2名と面会した。一人はおおげさな決まり文句を並べ、供述書の内容は本当だと言った。もう一人は自分の供述はたわごとの寄せ集めで、署名したのは無事に帰国したいためであると語った。
撫順監獄の出来事を彷彿させる話だ。
後日、米国に帰国した捕虜達は供述書の取り消し書というのに署名したが、それは四分の一の人だけだった。残りの人達の洗脳が解けることはなかったのである。
(略)
右の写真は731部隊関係だとしている。
(略)
実はこれは済南事件の時の写真で、場所は済南医院の一室である。支那兵に虐殺された日本人被害者を検死しているところなのだ。
(略)
「悪魔の飽食」は、小説家森村誠一氏が共産党機関紙「赤旗」に昭和56年に連載、同年、光文社より単行本として出版された。
翌57年、「続・悪魔の飽食」出版。これが大きな社会的問題となった。
内容の残虐性はもとより、使用された写真や証言内容に大きな疑問が持たれたのだった。35点中20点の写真がニセ写真だったのだ。結局これらの問題で、単行本は絶版とされた。
下里正樹氏
「言論の自由」を旗印として共産党を擁護した森村誠一氏の次の作品は「日本の暗黒 実録・特別高等警察」だった。
前作同様、赤旗の下里記者とコンビを組み、平成元年12月から赤旗で連載されたのだが、一年半後、「スパイ査問事件」にさしかかったとき突然の連載中止となった。
宮本顕治委員長が殺人を犯したという、あれである。
当時国会で浜田幸一氏が「人殺しー!」と叫んで問題になったが、これを愛読していたらしい。しかし「ミヤザワケンジ」と呼んでいたことの方が問題だ。
東史郎裁判
東さんはこのHPのあちこちに出てくるが、なんともお宝な人である。
昭和62年、東史郎氏は「わが南京プラトーン」を出版。この仕掛人が下里正樹氏である。平成5年に二人は名誉棄損で訴えられるのだが、この時、日共の後ろ盾はなくなっていた。
http://www.asahi-net.or.jp/~ku3n-kym/doyoyon/doyoyo9.html
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