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正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現
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日本を大陸から駆逐した結果、アメリカは日本が直面していた重荷(問題と責任)を負って苦痛を感じる・ジョージ・F・ケナン著『アメリカ外交50年』(1951年)4(最終回)

 私の云い得ることはただ次のようなことである。
長い期間にわたって絶えず東亜における勢力関係の実現を真剣に注目すべき要因として認識することに基礎を置くと共に、東亜における状態を法律的・道徳的に規正するばかりでなく、その安定と平寧を維持することを目的とするような米国の政策によって、歴史の進路が変更されるような可能性があったとしても、つまり、私の云うように、かかる政策によって歴史の進路が変えられる可能性があったにしても、我々はこのような可能性を探求し、これに現実化する機会を与え、それから我々自身と世界平和のために引き出し得るような利益を獲得するために、殆どこの可能性を利用しなかったことを承認しなければならないということである。

 そして、私は、かかる可能性にチャンスを与える必要があったということは、後から考えてそう云えるのだということではないということを、付け加えておきたい。

第2次大戦のずっと以前から、権威ある観察者で、シナ大陸における日本の利益を覆し、またシナにおける外国政府の地位を毀損する傾向を益々強めていた政策の適否を疑問視していた者がいたのである。

 我々の最も消息通の職業外交官の1人であったジョン・V・A・マックマレー氏は、引退されてから数年になるが、1935年に極めて思索的で予言的な覚書を書いた。

その中で、もし我々が現にとりつつある方向に進んで行くならば、日本と戦争がおこるであろうと指摘した後、彼は、かかる戦争において我々の目的を徹底的に貫徹したにしても、それはロシアに旨い汁を吸われるだけであり、山ほどの新しい問題を作るだけであると述べた。


 日本を敗北させたからといって極東問題から日本を排除したことにはならないだろう。
(中略)
活力ある国民は戦敗や国家的恥辱によっておとなしくなるものではない。
寧ろ彼等は、自尊心と言う激情的衝動にかられて、彼等の帝国的権力の全盛期に揮った実力と殆ど少しも劣らぬほどの「邪魔者の真価」を発揮するような諸手段を用いて自己の存在を再び主張するに至る。



 しかしながら、日本を抹殺することが可能であるにしても、それすら極東ないしは世界にとって祝福すべきこととはならないであろう。
それは単に新たな一連の緊張状態を造り出すだけであり、日本に代わってロシア帝国の後継者としてのソ連が、東亜制覇の競争者として(そして少なくとも日本と同じ位無法な且つ危険な競争者として)現れるたけであろう。

 斯かる戦争に於ける我々に勝利から利益を得るものは、恐らくロシアの他にないであろう。
仮に我々がシナを日本から「助け」てやらねばならぬとしても、我々がシナ人の感謝の念に乗じて請求権を確立すべきでなかったということを認めることは、シナ人にとって何等不面目なことでない。
国家や民族というものは、集団的にこのような感情に動かされないのが当り前のように思われる。
(中略)
 彼等は我々に対して何等感謝することもないし、また利他的な意図について我々を賞揚することもないであろう。
却って、彼等は、我々が引受けた責任を果たそうとする場合、これに抗争しようと試みるであろう。



 今日我々が当面している朝鮮の情勢を見るならば、これらの言葉に付け加えて論評する必要はない。
アジアにおける我々の過去の目標は、今日表面的には殆ど達成されたということは皮肉な事実である。
遂に日本はシナ本土からも、満州及び朝鮮からも駆逐された。
これらの地域から日本を駆逐した結果は、正に賢明にして現実的な人々が、終始我々に警告した通りのこととなった。



 今日我々は、殆ど半世紀にわたって朝鮮及び満州方面で日本が直面し、かつ担ってきた問題と責任とを引継いだのである。
もしそれが他国によって引受けられたならば、我々として軽蔑したような重荷を負って、現に我々が苦痛を感じているのは、確かに意地の悪い天の配剤である。


P62-64
ジョージ・F・ケナン著『アメリカ外交50年』(1951年)
―――――――








最初のフィリピンの時もそうだったが、アメリカは何となく欲しいものを屁理屈を捏ねては強引に手に入れ、実際に手に入れて少し経てば簡単に幻滅して無責任に放棄した。

アメリカは、北米大陸を西へ西へと開拓(侵略)し、西海岸に到達した後、開拓(侵略)の矛先を太平洋へと進めた。

ハワイ王国を滅亡させて併合した後、フィリピンを騙してスペインから独立させた直後にアメリカの植民地とした。

しかし、フィリピン領有のデメリットの方がメリットよりも大きいとすぐに気が付き幻滅し、やがて切り捨てる決定を下した。

アメリカは支那大陸(支那と満州)の開拓(侵略)にも興味津々だった。

支那に関しては、英国を中心に既に勢力圏が割り振られていた。

満州は、当初ロシアが占領していたが、日露戦争の後に日露が南北で勢力圏を2分し、やがてロシアはソ連になって北満州の権益を放棄し、遂には親日国家の満州国が出現した。

アメリカが支那大陸(支那と満州)の勢力圏を獲得に動く場合、支那の権益を英国などから奪い取るより、満州国や支那の権益を日本から奪い取ろうとするのは当然だった。

アメリカは、「…10年1日の如く、アジア大陸における他の列強就中日本の立場に向かって嫌がらせをやった…」のであり、ついに日米戦争によって満州と支那から完全に日本を追放することに成功した。

しかし、アメリカは、満州の権益も支那の権益も手に入れることが出来ず、ソ連や支那や朝鮮半島の共産主義勢力と対峙する重荷を日本に代わって背負わなければならなくなった。

フィリピンをスペインから奪い取ったときの幻滅を遥かに超える苦痛がそこにはあった。

しかも、このことは賢明なアメリカ人の多くが前々から予言し指摘していたにもかかわらず、強行されたのだから実に愚かなことだった。



以上、たった4回だったが、「ソ連【封じこめ政策】の生みの親」といわれるアメリカの外交官でリアリスト(現実主義者)の政治学者だったジョージ・ケナンが1951年に書いた『アメリカ外交50年』を紹介した。




お終い







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