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「一国二制度」の堅持確認=返還10周年式典で中国主席-香港
7月1日16時1分配信 時事通信
【香港1日時事】香港が中国に返還されて1日で10周年を迎え、記念式典が同日午前、1997年に中英間で返還式が執り行われたのと同じ香港会議展覧センターで開かれた。あいさつに立った中国の胡錦濤国家主席は、社会主義国にありながら資本主義制度を維持する「一国二制度」について成功をたたえた上で、同制度を今後も堅持していく方針を確認した。
胡主席は冒頭、最高実力者として一国二制度での統治計画を推進した故トウ小平氏と、返還当時の江沢民前主席に敬意を表し、同制度での香港統治が歴史的な大事業であることをアピールした。
胡主席は、香港社会の安定や経済的繁栄、段階的な民主化を挙げ、「一国二制度が完全に正しいことが証明された」と強調。また、香港市民は幅広い民主的権利と自由を享受しており、「港人治港(香港人による香港統治)」「高度の自治保障」の基本方針が守られていると胸を張った。ただ、「一国」は「二制度」の前提条件とも語り、過度の民主化要求にクギを刺すことも忘れなかった。
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一方、午後には、普通選挙導入などを求める民主派団体主催の恒例のデモが香港島中心部で行われた。
香港では行政長官を選挙では選べない。
香港民衆は行政長官選などの普通選挙導入を要求しているが、支那共産党はそれを許可するつもりは毛頭ないようだ。
民主派団体は6万8千人デモが「政治を市民の手に」などとシュプレヒコールを上げながら行進した。
ちなみに、10年前、香港がイギリスから支那に返還された際の、イギリスと支那の要人のコメントを紹介しておこう。
日本の政治家や外務省は勿論、日本人には大変参考になると思う。
2007/3/22(木) 午後 11:03の当ブログ記事より
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香港返還の際、英国王室が何と言ったかご存知ですか?
エリザベス女王は
「1世紀以上にわたる英国統治は終わりを迎える。この間、香港は小さな植民地から世界で有数の貿易都市に成長した」
と発言し、
チャールズ皇太子は
「この1世紀半の香港の成功に責任を持ち、その枠組みを提供したことに、英国は誇りを感じる」
と述べています。
香港が租借地=事実上の植民地であったことに反省の言葉は一切無しです。
それに対して中国共産党政府が何と言ったかご存知ですか?
江沢民は
「香港が中国に復帰した、この厳かなときに、中英両国をはじめ、復帰を支持してきた世界の人々に、心より感謝の意を表する」
と述べたのです。
支持も何も、香港は条約で定められた租借期間が満了して返還されただけであるのに、です。
日本の政治家は、英国王室のこの態度を見習うべきです。
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