<トルコ>ウイグル族支援グループが聖火リレー妨害 |
4月4日11時47分配信 毎日新聞 |
【エルサレム支局】AP通信などによると、トルコのイスタンブール市内で3日、北京五輪の聖火リレー隊が、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害に抗議するグループに妨害される騒ぎが起きた。トルコ警察は少なくとも6人のウイグル族を拘束した。 |
聖火リレーは2日にカザフスタンで始まり、3日に2カ国目のトルコに到着。同市中心部の広場で式典が行われたあと、最初のランナーがトーチを持って走行中、ウイグル族を支援する団体のメンバーが駆け寄った。妨害者は周囲を警備していた警官らに取り押さえられ、リレーは続行された。広場周辺では当時、ウイグル族ら約200人が中国政府を批判する抗議デモを行っていた。 |
聖火リレーは残り19都市・地域を巡る予定だが、チベット暴動を鎮圧した中国当局への批判は強く、各地で同様の抗議行動が懸念されている。 |
―――――― |
東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)における中国共産党の弾圧 |
(一部抜粋) |
皆さんは東トルキスタンと言う国をご存知でしょうか?
国と言っても国連に加盟もしていなければ地図にも書いてありません。
通常は中華人民共和国の、「新疆ウイグル自治区」と呼ばれる地域です。
ここは、シルクロードの舞台として、東西の文明の交わる地点であると同時に、独自の文化と歴史を持った地域として繁栄してきました。しかし、18世紀に清朝に征服され、19世紀には「新しい領土」を意味する「新疆」という名の一つの省として支配されました。
その後、回族の軍閥やソ連軍、新疆政権などによる騒乱を経て、「東トルキスタン」という名をつけた国が2度誕生しました。
1933年に、宗教指導者の下「東トルキスタンイスラム共和国」が誕生しますが、約半年という短い期間で終焉を迎えました。
1944年には、テュルク系諸民族が各地で武装蜂起し、「東トルキスタン共和国」が誕生します。しかし、この国も誕生してから1年少々で、ソ連と中国国民党の間で交わされたヤルタでの密約により、中国の新疆省政府に合流させられることになりました。 その後、元東トルキスタン共和国政府の指導者達は殺害され、この国は名実共に消滅することとなったのです。
現在は国共内戦を制した中国共産党による占領下に置かれています。
そして中国共産党による激しい弾圧によって、数多くの東トルキスタンの人々の命が奪われてきました。
例えば ・・・
・「計画生育」と言う名目で数百万の赤ちゃんの強制中絶を行い |
・45回の核実験と核廃棄物の投棄により、多くの人々が放射能中毒で犠牲になり |
・「政治犯」として数万人単位の人々の処刑が執行されている |
現在でも東トルキスタンの人々は中国の圧政の下にあり、9.11テロ(米国同時多発テロ)以降はテロ対策の名目で、政治犯の投獄、処刑がさらに厳しく行われています。
また、大量の漢族の移住と、中国共産党による民族浄化政策のもとに、独自に培われてきた文化や言語、風習は消し去られようとしています。
しかしこの事実はあまり知られていません。
イスラムの犠牲者となるといつもイラクの人ばかり、中国共産党の圧政と言うとチベットや台湾の問題ばかりを耳にします。
ですが、今なお多くの東トルキスタンの人々も苦しんでいるのです。
東トルキスタンの人々の為に何ができるでしょうか?我々一人の力ではあまりにも無力です。
しかし、この事実を日本を始めとして世界中に広めることによって、中国への抗議、東トルキスタンへの支援の声を集めることは可能です。
現在、中国は東トルキスタンだけではなく、周辺諸国にも軍事的覇権政策を取っています。 東トルキスタンの人々の苦しみは他人事ではないのです。
今こそ皆さんで東トルキスタンの苦しみを世界に知らせ、中国に抗議しようではないですか!
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●東トルキスタンの歴史 |
744年、突厥帝国から独立し、ウイグル(九姓回鶻)帝国を建国 |
744~804年 ウイグル王朝(ヤグラカル朝) |
ウイグル帝国は支那本土の唐が安史の乱鎮圧の為、派兵を要請してきた際、チベットの吐蕃と共に唐の首都長安に派兵 |
795~840年 ウイグル王朝(エディス朝) |
840年~1218年 カラハン王朝(西ウイグル王国) |
13世紀~17世紀 、モンゴル帝国(元朝)に服属 |
17世紀~18世紀、カシュガリヤ国 |
18世紀~19世紀、満州帝国(清朝)に服属 |
圧政・収奪により反清反乱頻発 |
清朝より独立(カシュガリヤ国) |
1884年、清朝による再侵略・占領 |
1912年、辛亥革命によって清朝が崩壊すると、ウイグル族(イスラム教徒)は再び、国を持とうと立ち上がった。 |
1933年、「東トルキスタン・イスラム共和国」建国 |
1944年、「東トルキスタン共和国」建国 |
国共内戦を勝ち抜いた支那共産党が「中華人民共和国」を建国すると、清朝時代の領土を回復しようと、満州、内モンゴル、チベット、そして、「東トルキスタン」をも併合し、「新疆ウイグル自治区」と改称した。 |
1949年、共産支那が東トルキスタン共和国を侵略 |
1955年、東トルキスタンを「新疆ウイグル自治区」と改称 |
2004年、東トルキスタン共和国亡命政府樹立 |
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