北朝鮮が核施設の封印解除
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080906-00000072-jij-int
北朝鮮、核施設の封印解除=復旧作業の一環、一部機器修理も-米TV
9月6日13時28分配信 時事通信
【ワシントン6日時事】米FOXテレビ(電子版)は5日、北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)によって寧辺の核施設に施された封印を解除したと報じた。複数の米高官の話として伝えたもので、核施設の復旧作業の一環という。
米高官は同テレビに対し、「北朝鮮が施設の再構築に乗り出したのは間違いない」と指摘。「パイプやバルブを取り付け、封印を解除している」と語った。
同テレビはまた、寧辺の核再処理施設から撤去された機器が破棄されることなく、修理されたと報じた。
北朝鮮の一連の措置の動機は明確ではないが、米国によるテロ支援国指定解除先送りに対する抗議とみられる。
――――――
寧辺の核施設というのは、既に老朽化してゴミ施設としてしか役に立たない施設だ。
北朝鮮は、寧辺の核施設が如何にも核開発に役立つ施設であるかのように偽装しているだけなのだ。
アメリカも勿論このことは承知していたが、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除したかったブッシュ政権(ブッシュ、ライス、ヒルなど)は、騙された振りをしてきた。
昨年2月の「6者協議」の前に米シンクタンク「科学・国際安全保障研究所」(ISIS)のデビッド・オルブライト所長が訪朝したが、その際に北朝鮮は、老朽化して使い物にならなくなった寧辺の核施設の凍結(停止・封印)やIAEAによる査察再開には応じるが、他の使い物になる核施設を凍結するわけではなく、これまで製造したプルトニウムもIAEA査察官にみせるつもりもないと言っていた。
知名度だけは寧辺の核施設が最も高いため、米朝は、日本などに「大きく前進した」と思わせて誤魔化すことが出来た。
結局その2007年2月の「6者協議」で決まったことは、北朝鮮やブッシュ政権が予定したとおり、老朽化してゴミ施設となっていた寧辺の核施設の停止だけであり、他の核施設には国際査察を入れることにもせず、6者は合意してしまった。
これで、ブッシュ政権は「テロ支援国家を1つ減らした」という外交成果を獲得し、北朝鮮はテロ支援国家指定解除による経済援助を得るはずだった。
今年6月に行った寧辺の核施設冷却塔の爆破というのも、米朝による狡猾な演出に過ぎなかった。
ところが、米議会の追及や日本の国民世論が厳しく、北朝鮮もブッシュ政権(ブッシュ、ライス、ヒルなど)も、残念ながら寧辺のゴミ施設の凍結だけでは「テロ支援国家指定解除」を実現できなくなった。
今回のニュースのように、北朝鮮は寧辺の核施設(ゴミ施設)に施された封印を解除したりして原状回復に動いているとのことだが、所詮ゴミ施設に過ぎないのだからどんどん復旧作業をさせれば良い。
北朝鮮にしてみれば、このような北朝鮮の動きに騙されて、「やはり北朝鮮にはあまり無理を言わず、テロ支援国家指定解除する方が良かった。今後は北朝鮮の機嫌を損ねないように積極的に見返りを与えるべきだ。」などと言い出す馬鹿が日本や米国や韓国などから多数出てくることを期待しているのだ。
北朝鮮は、拉致問題でも同じ作戦をとっている。
拉致問題における北朝鮮の「再調査」というのは、寧辺のゴミ施設の封印と同様の茶番だった。
北朝鮮が拉致事件の犯人なのだから、北朝鮮は100人以上の日本人拉致被害者全員がどこで何をしているか完全に把握しており、「再調査」などというのは全く意味のない茶番だった。
それなのに、福田政権(福田、町村、高村)は、全く意味のない「再調査」を「一歩前進」と評価して北朝鮮に対する一部制裁解除を約束してしまった。
ところが、福田が辞任すると、北朝鮮は日朝実務者協議で約束した拉致被害者の再調査に関する「調査委員会」の設置見送りを連絡してきた。
最初から無意味なことに対して見返りを引き出しておき、その見返りが遠退くと逆切れした振りをしているのは、核問題でも拉致問題でもそっくり同じだ。
日本は、核問題でも拉致問題でも、そのことを十分に承知して努々騙されることのないよう気を引き締めておかなければならない。
「北朝鮮が寧辺の核施設の封印を解除したから何なの?」
「騙されないもん!」
と思う人は、↓クリックお願いします↓
人気ブログランキング
http://blog.with2.net/in.php?671525
くつろぐブログランキング
http://kutsulog.net/index.php?id=66431
1日(0:00~24:00)1回以上クリックよろしくお願いします
∧_∧
( ・∀・) よろしく ↑
( ∪ ∪
と__)__)